太田裁判、FISCO担当弁護士に訊く


 前回、太田裁判の判決ほぼ全文を掲載した。判決文だけでは生々しいやりとり等の部分がわからない。そこで今回、FISCO側についた弁護士と対談し、アマチュアのモータースポーツにおける誓約書の有効性、この判決からだけでは読みとれない裁判の真相、本裁判を通じて考えられる裁判を起こされないための誓約書、高裁での和解の経過等についてお伝えする。なおこの裁判は東京高裁で和解が成立している。和解とは双方の歩み寄りで成立する。つまり原告・被告ともは賠償金額等が少なくなる。

 が、正直どこから書いていいのかよくわからない。まずは高裁でのやりとりを書いたあとに、弁護士との対談について書くことにしよう。

注:本稿は、私が太田選手を嫌っているとか主義主張が気に入らないから書いているというものではないのでお間違いなきよう。本件に関する彼の考え方の妥当性や行為に疑問をもっているのは確かだが、私は本事案が自動車趣味の発展に悪影響を及ぼすことを懸念した上で対策を考え実行しようとしているだけのことである。


高裁での和解とそれに至る経緯
誓約書に対する各人の考え方(地裁での口頭弁論)
FISCO担当弁護士に訊く
本裁判に関する客観的評価
本裁判を斜めから見る
トラブルを避ける誓約書