走行7.8万キロ・放置10年のAZ−1の劣化度合いを検証する、その1


 タイトルのようなAZ−1が入ってきた。この車(事故車)は部品取りとし、別途入手する走行23万キロで放置されたAZ−1を復活させるためのドナーとなる。
 本検証の最大の目的は、クーラントのホースの劣化度合いを23万キロ走行のAZ−1と比較することである。執筆時点で25年が経過しているホース。さらに走行距離が倍以上離れていることから、ホースの劣化は経時変化が支配的なのか、はたまた走行距離が支配的なのかを初めて明かすことができる。AZ−1が製造されて四半世紀が経過したからこそ可能な検証なのだ。
 今回は、7.8万キロ走行の車両を中心に見ていく。


車両の様子
エンジンを降ろす
エンジンの状態
クーラントラインの様子