ダイレクトイグニッションコイルで、一次側電圧を変えてみる

 従来のイグニッションコイルよりも高電圧を発生させることができるダイレクトイグニッションコイル。こいつの一次側電圧を上げてやれば、さらに高電圧を発生させることができるかもしれない。下の写真でプラグの左側にある縦長のものが、ダイレクトイグニッションコイル。



 まずは5V。意外にも、普通のイグニッションコイルより火花が飛ばない。途切れ途切れになってしまった。



 9V。火花が一気に飛ぶようになった。が、2.7万ボルト程度だ。低電圧では期待していたほど火花が飛ばない。



 12V。3万ボルトに到達。



 13.8V。3.2万ボルトぐらい??



 18V。放電電圧はさらに上がって3.5万ボルト程度になった。記録更新だ。閉磁型イグニッションコイルでは放電電圧が飽和してしまったが、ダイレクトイグニッションコイルでは、一次側電圧に対して正比例関係となっている可能性がある。



 次頁では、一次側電圧をステップアップさせたときのムービーを紹介する。これにより、今まで見えてこなかった、放電性能の差が見えてくる。