オイルクーラーのゴム配管を太いものにする、その2


 メンテナンスハッチをあけるとすぐ見える冷却水が通っているゴムホース。これが裂けてクーラントが漏れだし、オーバーヒートしてお釈迦になったエンジンは数知れず。補修部品では網の入った対策ホースになったが、網の入らない未対策のホースが一部だけ残った。それが「未対策」と写真上に表記してあるホースである。なぜ網が入らないのか。それは網が入ることでホース径が太くなり、タービンとコンプレッサーの狭い空間に入らなくなるためである。




 対策品が一部でも存在するということは、その分リスクが低下するように思われる。が、見方をかえると最も弱い網のないホースに負荷が集中するということであり、逆にリスクを増やしているのではないだろうか。
 そこで、オイルクーラーのクーラントの出入り口の向きを変え、「未対策」と表記してあるホースを「網入り」にしてみた。今回は実際の作業手順を説明する。

 なお、この周囲のホースを「網入り」の対策ホースに交換していない人は、この際交換しておこう。


用意する物
オイルクーラーの取り外し
ホースの交換とオイルクーラーの取り付け
ポルコ式オーバーヒート対策、その1
ポルコ式オーバーヒート対策、その2