クランクシャフト
オイルパンをはぐって、クランクシャフトの状態を確認した。
その前に、オイルパンの内側の確認。特段問題なかった。まあ、ここに問題のあったエンジンは、今まで見たことがない。
ストレーナー部。スラッジなどはついていない。
いよいよクランクシャフトだ。
と、その前にベアリングキャップの締め付けトルクをはかってみた。
| 1 | 2 | 3 | 4 |
IN側 | 65Nm | 60Nm | 55Nm | 55Nm |
EX側 | 60Nm | 65Nm | 55Nm | 60Nm |
マニュアル記載の締め付けトルクは56Nm。
ほぼ基準値通りだったことがわかる。
ジャーナルとメタルに問題は見られなかった。
メタルクリアランスは0.038mmで基準値以内だった。
コンロッドとつながっている部分はどうだろうか。
例の如く、ベアリングキャップの締め付けトルクをはかってみた。
| 1 | 2 | 3 |
IN側 | 40Nm | 40Nm | 40Nm |
EX側 | 42Nm | 42Nm | 42Nm |
マニュアル記載の締め付けトルクは32Nm。
基準値より若干上だ。
ジャーナル及びメタルとも問題なかった。
メタルクリアランスは同じく0.038mmで基準値以内だった。
メタルに異常がない限り、メタルクリアランスは0.038mmであることがほとんどである。