ロッカーアームのSEM観察

　ロッカーアームはカムシャフトのカムとあたる部分であり、バルブを開閉させるためにある。見た目ピカピカなのだが、拡大してみるとどうなっているのだろうか。




　撮影してみたら、ほとんど傷がなかった。それでも探してみると数カ所あったが極めて小さい。ロッカーアームは16万5千キロ走っても全く問題ないと言っていい。




　ない傷をようやく探し当てた。上の写真の上の部分にちょこっと写っているが、これが傷なのだ。そこを拡大してみる。ちなみになんでこんな撮影の仕方をしたかというと、傷みたいな凹凸がないとピントを合わせるのが非常に難しいからだ。



　こりゃえぐれてますな。メタルが駄目になったとき、その破片を噛み込んだためにできたものなのだろうか。



　ここからは推定になるが、ロッカーアームに傷がついていないということになると、カムシャフトのカムも同様と考えられる。オーバーヒートしないかぎり、F6Aの腰上は非常に丈夫なようだ。

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