ピストンの取り外し

 今度はシリンダーブロックを逆さまにしてオイルパンをはずす。オイルパンは16本のビス及びナットで止められているので外すのが大変だ。それからオイルストレーナーもはずす。



 次にコンロッドのナットをゆるめピストンを抜く。その際、コンロッドのスタッド(ネジ山)部分がクランクシャフトのメタルに傷を付ける可能性があるため、写真のようにスタッドに覆いをするなりビニールテープを巻いておく。そして「コンコン」とコンロッドを叩いてやればピストンが抜ける。その際ストンと抜けてピストンが地面に落ちてしまうことがあるので注意すること。またどのピストンがどのシリンダーに入っているか分からなくならないように、コンロッドにポンチでマークをするなりエフを付けるなりしておく。