滅茶苦茶に錆びたAZ−1のミッションを見る
より理解を深めるため、水没車のミッションとは異なるミッションを見ていく。このミッションは以前レポートしたことがあるのだが、エンジンフードが開けられたまま長期間屋外で放置されたAZ−1から取ってきたミッションである。矢印部分が、実車搭載状態で上になる部分、つまりシフトユニットの穴側になる。ギヤよりもギヤシフトフォークの方が錆びている。
シフトユニットの穴からみると、こんな感じ。
シフトユニットも滅茶苦茶に錆びている。
あまりに錆がひどかったため、水が入ってきた経路がよくわからなかった。「シフトユニットにあるシールから水が入ってきた」と、当時は結論づけた。が、水没車の事例をみると、どうもここが真の原因ではないということがわかった。

実際には、シールの穴にはシャフトが通っている