水没したAZ−1のエンジンを見る、その4


 水没したAZ−1が入ってきた。聞くところによると、押し寄せた水で浮いてしまって、50mほど流されたそうだ。そんな車を外観から判断する限りでは「案外水が入っていないのでは?」と推測される結果が得られた。
 しかし本当にそうなのか。今回は、いよいよエンジン本体を分解して確認していく。水の進入経路はオイル系と吸排気・燃焼系に大別される。その2つにわけて水の浸入の有無を確認していく。
 なおこの水没車の今後だが、使える部品はそのまま使い、また他のAZ−1から部品を移植することで復活させる。



オイル系、カムシャフト
オイル系、シリンダーヘッド
オイル系、腰下
吸排気・燃焼系、シリンダー内
吸排気・燃焼系、シリンダーヘッド燃焼室