オイル系、カムシャフト

 一般論として、オイル系への水の進入経路は以下のものが考えられる。
1.オイル給油口
2.ガスケット
3.Oリングによるシール部分
3.液体ガスケット


 以上を踏まえた上で、カムシャフトを見ていく。カムカバーにはオイル給油口があるため、水が最も浸入しやすい箇所でもある。分解前は問題無さそうに見えたのだが、実際はどうなっているのだろうか。



 一番錆びやすいのは、銀色に光っているカムの部分。特に問題無いように見える。



 オイル給油口の真下にあるカム。錆は発生していない。種々のエンジンを分解してきた結果、ここが最も錆やすい部分なのだが、問題無い。



 以上の結果から、オイル給油口やデスビのOリング、カムカバーのガスケットから水は浸入しなかったと判断する。
 次頁では、シリンダーヘッドを見ていく。