足周りにガタが出るナックルを見る、その2


 ジャッキでタイヤを浮かせ、タイヤを持って左右に揺することで、足周りのガタの有無を調べる。このガタがあれば、アッパーマウントなどのゴム類、ロアアーム、ベアリング、ハブのいずれかが原因となってガタが発生しているといえる。
 しかし、上記の全てを交換してもガタが直らないケースがあった。いや、交換すればするほど逆にガタが大きくなっていった。その上で原因を先に言うと、ナックルのロアアームの付け根だった。ナックル以外の部品を交換するほどガタが大きくなった理由は、部品交換によって全体がシャキッとしてくる中で、ナックルのロアアームの付け根のガタが目立ち始めたためと考えられる。

 前回はガタの発生原因を見てきた。今回は対策案を検討する。



前回の復習
既にナックルにガタが発生している場合の対策、その1
既にナックルにガタが発生している場合の対策、その2
まだナックルにガタが発生していない場合の予防策