まだナックルにガタが発生していない場合の予防策
ボルトが伸びることが原因であると考えられることから、伸びにくいボルトに交換すればよいことになる。現在使われているボルトは「bマークボルト」と呼ばれるボルトらしい。このボルトは普通のボルトより強度が高いはずだが、詳細はよくわからなかった。また長さも短い。
そこで購入したのが「7マークボルト」。モノタロウで購入した。本当は「8マークボルト」の方が強度が高いため理想的なのだが、適切な長さのものがラインナップになかったため、7マークボルトを選択した。
仕様は次の通り。M10・ピッチ1.25mm(細目)・全ネジ・首下長45mm。上が元々付いていたボルト、下が購入した7マークボルト。
高強度ボルト用のスプリングワッシャである9997-11000Aも購入した。このワッシャは、ペリメーターフレームとボディーを締結するボルトに使用されている。またこの手のワッシャはなぜかモノタロウで売られていない。
撮影していないが、M10の8Tナットも購入した。念のためのゆるみ防止の意味合いがある。
購入品はこのように組み合わせて使う。
実際に組み付けたところ。ジャッキアップするだけで交換可能なので、大した作業ではない。
ボルトで締結し、さらにゆるみ留めのスプリングワッシャをかませる。締め付けトルクは整備書にある最大値の65Nmとした。
最後になったが、ガタが出やすいナックルはわかっている。左リアのナックルだ。なぜガタが出やすいかというと、歩道など段差のあるところに乗り上げる際、左側から乗り上げるためだと考えられる。さらにリアにエンジンがあるため、前よりも後ろの方がガタが出やすいものと推測される。
簡単な対策なので、ナックルにガタがでないうちにやっておこう。