部品収納用ラック
まず収納用に幅120cm奥行き45cmの、それから幅90cm奥行き45cmのラックを古道具屋から購入した。今回はそれしか在庫が無かったので仕方なかったのだが、AZ−1の部品を収納する場合、幅120cmのラックで統一するのが望ましい。バンパーやサイドシル等を除くと、最長の部品の長さが約120cmであるためだ。これに該当する物として、フロント・リアフェンダー、ドア周りの内外装、カーペット、ラックアンドピニオン等がある。ちなみにこのようなラックにも金をかけるのがフェラーリのオーナーであり、中古ですますのがAZ−1のオーナーとの違いである(意味不明)。
また倉庫には標準で160cmの長さのラックがついていた。これがなかなか重宝するもので、バンパーやダッシュボード、ガルウイングドア等の長物を収納することができるのだ。また160cm位の長さのラックは一般的には市販されていない上、あったとしても非常に高価である。倉庫に160cmのラックがついているかどうかも、倉庫選択の基準の一つとしたい。
以上のようなラックの大きさと梁の位置の関係を勘案した結果、以下のレイアウトに変更した。

部品の収納
長物以外の部品の収納には幅51cm、奥行き・高さとも35cmの規格品の段ボールを使用した。スーパーからもらってきた段ボールでもいいのだが、形が不揃いで見栄えよく収納できない。またこの段ボール箱は、幅120cmのラックに2つ、90cmのラックには1つ入る。90cmのラックには隙間ができることになるが、ここには6本入りのペットボトルの段ボール箱がちょうどはいるので、スペースを有効に活用できる(ペットボトルの箱はどこのメーカーのでも同じ大きさ)。
段ボール箱には手持ちの部品をめいいっぱい入れるようなことをせず、若干の余裕を持たせた。これは将来ストックしたパーツが増えたときに対応するためである(なるべく効率的に部品を収納しようとする考え方と矛盾するようだが)。
また各段ボール箱には、様々な部品をごっちゃまぜに詰め込むのではなく、小物系部品をカテゴリ別に収納した。私の場合は、ライトやミラーなどの割れ物、メーターやコンピューターなどの電装系、シフトユニットなどの内装系、リザーブタンクや各種センサー・ソレノイドバルブなどのエンジン補機類、ホースやパイプ類、その他、の各カテゴリに分けた。

これは割れ物類の入った段ボール箱
ラックの段数等の設定
ラックの高さは自分の身長と倉庫の高さを考慮して175cmになるようカットした。先ほどの梁の問題があるが、25cmのクリアランスがあれば天井スペースにボンネットを入れることができる。
それからラックの段数は4段に設定した。その内の2段は段ボール箱を入れるためのスペースとし、箱の高さより若干高い41cmとした。そうすることで、将来部品が増えて箱からはみ出しても余裕を持って対応できるし、箱自体も取り出しやすい。
残り2段の高さはそれぞれ下の図のようにし、この2段には段ボールに収納しきれない中途半端な大きさのものや長い部品を入れるために使用した。幅120cmのラックの場合、ドア内装及びカーペット、ラックアンドピニオン及びラジエター、エアコンのコンデンサ等を、90cmのラックの場合はナックル等の足周りの部品及びヒーターユニット等の大型Assy品、ウエザーストリップ、クラッチなどのゴム・ワイヤー類を納めた。
