劣化しやすいクーラントのホースの傾向がわかった


 7.8万キロ走行・放置10年のAZ−1のホースを始め、いろいろなクーラントのホースを見てきたところ、劣化しやすいホースの傾向がわかった。

 結論から言うと、スズキ品質のホースはダメということだ。

 AZ−1はエンジンなどがスズキ製であることから、スズキとマツダの規格が混在した車になっている。クーラントのホースにもスズキ規格とマツダ規格が混在している。今まで裂けたホースや劣化しやすいホースをまとめてみたところ、スズキ規格(スズキの品質管理基準)で作られたホースに問題が集中していることがわかってしまった。「ワークスのエンジンをリアに持ってきたから熱がこもりやすくなり、ホースの劣化が進む」という説を否定する新説である。

 今回は、スズキ品質のホースはなぜダメなのか、どこに使われているのか、マツダ品質に変えるにはどうすればいいのかという点を中心に紹介する。


劣化しやすいホースの例、その1
劣化しやすいホースの例、その2
スズキ品質のホースはどれだ!!
スズキ品質とマツダ品質のホースの決定的な違い
スズキ品質のホースの対策