いけさん来ればよかったね、のランチアストラトス

 これまた珍しい車である。ランチアストラトス。ストラトスといえば、思い出されるのが京商のサーキットバギー(佃煮2でタイレルを見た影響がここにも・・・)。走行性能と整備性の良さで、当時最速のサファリバギーを追いやって、21エンジンのバギーの定番となったモデルだ。それからこのモデルには後のラジコン市場に与えた偉大な功績があった。サスにダンパーがついたのである。今でこそ当たり前のことだが、当時としては革新的であった。ちなみにこのダンパーは4本で8000円くらいしたんじゃなかったかな? 縮めた状態で長さが5cmほどのものだったのだが、AZ−1のドアダンパーなみにすぐ抜けるのが悲しかった。


 ストラトスといえば、やはりアリタリアカラーのフロントにライトのたくさんついたラリー車だ。ラジコンもそればっかりだった。が、これはご覧の通り青一色でライトもついていない(というかそんなことになっていたら、違法)。



 リアビュー。キックルーバーとルーフのウイングがかっこいい。給油口はロータスヨーロッパのように左右2カ所にある。トランクは結構おおきく、荷物が十分に積める。それにしても独特の形をしているというか、歪な形をしているというか、妙な感じだ。
 次に、リアパネルから眺めてみた。AZ−1によく似ていなくもない。リアのランプはAZ−1のものより一回り大きい。サイレンサーのタイコが見えるが、これはAZ−1のものよりも小さかった。またキックルーバーからの視界はある程度のものが確保されているようだ。



 最後はエンジンルームだ。こういう感じでがばっと開くのは、さすがにスーパーカー。AZ−1もこんな感じで開いてくれれば、整備しやすいのだが・・・右の写真に矢印があるが、このスペースからしか後をみることができない。