シングルカムワークスのマスターシリンダーを分解する

 前回と同様のやり方で分解し、中身を取り出した。



 上がAZ−1。形はよく似ているが、AZ−1の方がパッキンが多いなどの違いも見られる。



 確かに、リペアキットの品番が異なる(左がAZ−1のパーツリスト)。



 シリンダーの中は、見た目そっくりである。



 リザーブタンクの形状は異なるが、マスターシリンダーの外観はそっくりである。



 が、異なる部分が1つある。刻印が違うのだ。AZ−1には「13/16」、シングルカムワークスには「3/4」とある。



 これ、それぞれ「13/16インチ」、「3/4インチ」だとしてmmに換算すると、軸(ピストン)の直径が、それぞれ「20.64mm」、「19.05mm」となる。ノギスでの実測値とほぼ一致する。



 双方に結構類似性が見られるので、相互の部品を入れ替えることができるかどうか、次頁で検証する。なお入れ替えが可能としても、本来性能が出せるとは限らない。あくまでも単純な互換性検証である。