オイルシール、その1

 ドライブシャフトのオイルシール。その右側にある部分(ミッションオイルを注入する口の周辺)に比較的汚れが少ないが、漏れたオイルを拭き取ったためだ。



 オイルシールをミッションケースから取り外さない状態で見てみる。特段怪しい部分は見られなかった。若干変形している部分もあるが、これは異物混入防止の目的で軍手を突っ込んだ際にできたもので、オイル漏れの原因となる異常ではない。



 上の写真のオイルシールには、「ギザギザ」がついていることがわかるだろうか。一方、下の写真のオイルシール(上のオイルシールの反対側にある方)は、ギザギザがない。オイルシールの摩耗によるオイル漏れが原因かと思ったが、過去にミッションを分解した際に収集したオイルシールと比較すると、「ギザギザ」の有無はロット違いということがわかった。よって、これも原因ではないと思われる。



 一方、インプットシャフトを見てみると、若干オイルがにじんでいるようにも見える。



 ここにもオイルシールがあるのだが、ミッションを分解しないと見ることができない。分解して中側から見てみると、特段異常は見られなかった。



 次頁では、取り外したオイルシールを見てみる。