マツダの歴史
製造ラインを抜けて1階におりると、そこはマツダの昔の車と未来の車が展示してある部屋へと入っていく。
東洋コルク工業という、コルク栓を作るメーカーだったマツダが初めて作ったのがこの車。3輪トラックだが、ハンドルの形からしてスリーホイラーというのが正解なのかもしれない。

TSC型 654CC 13PS
現在の軽自動車とほぼ同じの排気量で、出力はたったの13馬力。非力すぎる。
次に紹介するのがGB型という3輪トラック。先ほどのものとどこがかわったかというと、排気量がアップすることで、出力がたったの2馬力アップした点だ。それから2人乗りとなったのも進歩した点といえよう。が、このシート、無理矢理つけた感があるのがおかしい。この時代は、なんでもありだったのだ。これらの車から自動車メーカーとしてのマツダの歴史が始まったのだ。
次はR360クーペと真っ赤なファミリア。クーペに関してはプロがおられるため、下手に説明するとボロが出るやめておこう。
というわけで、真っ赤なファミリアにバトンタッチ。この車、見覚えのある人も多いかとは思うが、マツダとしては珍しく爆発的に売れたモデルであり、国内販売台数も、当時天下無敵であったカローラを抜いたりしたこともあった。あまりの売れ方に、ゴールデンウイーク返上で作ったという話しもある。
このファミリアは初めてのFFモデルでもあり、以降すべてのファミリアはバンやトラック、4WDを除いてすべてFFとなった。