衝突試験
車の開発で結構金のかかるのが、この衝突試験。なんといっても1台数億かかるという試作車を、壁にぶつけて壊すからだ。作ることより破壊することに喜びを感じる人は、このコーナーが最も面白いかもしれない。この写真は時速約50km/hで壁に正面衝突させたときの車である。結構フロント部分がつぶれている。

ところが細部をの覗いてみると、つぶれてなかったりする。結構頑丈だ。でも直すとなると、結構金がかかるんだろうなあ。
一方こちらは側突の写真。同じく50kmでぶつけたときのもの(だったと思う)。外側はへこんでいても、室内の変形はかなり少ない。

このような展示を経て、いよいよ組立ラインへと入っていく。が、このラインは撮影禁止のため写真はない。しかもこの日は休日だったため、ラインは動いていなかった。
この製造ラインを簡単に説明しておくと、ロードスターやデミオなどが流れる混成ラインで、内装の取り付けから完成までを見ることが出来るようになっている。よくテレビの資料映像として自動車の組み立ての様子が流れることがあるが、あれより後の工程であると思っていい。従って、ロボットで溶接するようなシーンは見ることが出来ない。
ちなみにこのラインのタクトは約1分。つまり1分で1台車が出来あがるということだ。