ボールジョイントブーツ、その1

 AZ−1のボールジョイントブーツは、3カ所ある。フロント及びリアロアアームのブーツ(部品は4つとも同じ)、ステアリングラックに付いているタイロッドエンドブーツ、リアのトルクロッドのブーツだ。タイロッドエンドブーツとトルクロッドのブーツは同じものが使われている。タイロッドエンドブーツについては、タイヤが邪魔してうまく撮影できなかったため掲載していない(めんどくさがらずに、タイヤをはずせばいいじゃん)。



ロアアームのブーツ




トルクロッドのブーツ(タイロッドエンドブーツと同じ)


 フロントロアアームのブーツをフロントから見ていく。結論からいうと、亀裂など深刻な事態は発生していなかった。ただし、リフトアップした状態では、ブーツが著しい変形を見せていることがわかる。




 後ろ側から見たところ。ブーツに破れはないが、ナックルとブーツの間に隙間ができ、ボールジョイントの軸が若干見えている。




 反対側のフロントロアアームのブーツ。ほぼ同じ状況で、亀裂はないが変形は大きい、ナックルとブーツの間に隙間ができ、ボールジョイントの軸が若干見えている状態だ。



 しかも、ナックルとブーツの間からグリスがはみ出ているのが見える。ブーツ自体に破れはないが、矢印の部分にできた若干の隙間から漏れ出たものと思われる。どおりで、ナックルがちょっと油っぽくなっているわけだ。




 次頁では、リア側のロアアームのブーツを見ていく。