ダイレクトイグニッションコイルは非常に熱くなる、その2

 まだまだ実験は続く。2分30秒後。



 3分後。



 4分後。



 5分後。



 7分後。なんと90℃近くまで温度が上昇してしまった。



 念のため、7分後の頭部分の温度。



 7分後の、頭下の温度。



 もう滅茶苦茶な温度の上がり方だ。ダイレクトイグニッションコイル単体での温度測定をやった人はほとんどいないと思われるので、この事実に気がついていない人が多いのではないか。確認できるとしても、エンジンを回して数分した時の温度だ。そうして温度を測っても、エンジンの熱により熱くなったのだろうと考えるだろう。が、実体はコイルそのものが熱を持つのだ。
 ダイレクトイグニッションコイルは壊れるとよく言われるが、そりゃ壊れる訳である。エンジンの熱が80℃として、それに加えてコイルが90℃近くに発熱したら、いったいコイルは何度の熱に晒されるのだろうか。純正のコイルをダイレクトイグニッションコイルに置き換える場合、このような現象があることを確認しておきたい。