ダイレクトイグニッションコイルの構造

 エンジンに取り付ける前にあらかじめわかっていたのだが・・・ダイレクトイグニッションコイルを作動すると、コイル本体が信じられないような熱を発生する。今回紹介する実験結果はイグニッションコイルテスターを用いたものだが、AZ−1搭載状態でも同様に熱くなった。



 上の写真の状態で温度を計測した。その経時変化を見ていく。温度は放射温度計を用いて測定した。測定ポイントは、ダイレクトイグニッションコイルで最も温度が上がる、コイルが存在する部分。下の写真の矢印の位置だ。



 今回使用したダイレクトイグニッションコイルでは、頭の部分にコイルは入っていない。ダイオードやMOS-FET等が入っていて、熱はほとんど発生しない。



 同様に、頭の真下も特にそんなに熱は持たない。人肌程度の温度になるくらいだ。




 それではいよいよ実験開始。まず、通電前。室温で24時間放置した後のもので。温度は21度。



 30秒後。



 1分後。



 1分30秒後。



 2分後。



 どんどん温度が上がっていく。まあこれは当然なのだが、通電時間をのばすとさらに温度が上がっていくのだ。