NGKとデンソーのプラグ、どちらが良いかケリを付ける!
今回の評価を受けて、NGKのプラグとデンソーのU溝接地電極プラグ、どちらが良いか半定量的にケリを付ける!
もうおわかりの通りだが、巷の噂通りNGKに軍配が上がる。プラグ本来の性能云々以前に、耐摩耗性に雲泥の差がある。プラグに起因すると思われるエンジン異常もNGKの方がどう見ても少ない。以下、今までの結果を表にまとめる。
プラグ |
メーカー |
種類 |
中心電極摩耗 |
接地電極摩耗 |
飛火ミス |
プラグに起因するエンジン異常履歴 |
XU22 |
デンソー |
白金 |
○ |
あり |
あり |
あり |
IXU22 |
デンソー |
イリジウム |
○ |
あり |
あり |
なし |
IK20 |
デンソー |
イリジウム |
○ |
○ |
あり |
あり |
DCPRE7 |
NGK |
ノーマル |
あり |
○ |
あり |
なし |
DCPRE7 |
NGK |
ノーマル |
○ |
○ |
○ |
なし |
DCPR7EIX |
NGK |
イリジウム |
○ |
○ |
○ |
なし |
DCP7EVX |
NGK |
白金 |
○ |
○ |
○ |
なし |
飛火ミスと、プラグに起因するエンジン異常履歴に高い関連性が見られる。そしてデンソー製U溝接地電極プラグは、ことごとく飛火ミスが発生している。中心電極もしくは接地電極のどちらかに摩耗があれば、飛火ミスが起きやすくなる。
ちなみに、ど新品のプラグは最高性能を発揮するのだろうか。試したところ、NGKのイリジウムプラグが飛火ミスを起こしてしまった。が、300kmほど走行したところで再度テストをすると問題無かった。憶測だが、プラグが焼けることにより非伝導性の参加皮膜が出来上がるため、飛火ミスが起きにくくなるのかもしれない。
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ど新品(動画は写真をクリック) |
300km走行後(動画は写真をクリック) |
と、NGKに軍配を上げつつも、摩耗して飛火ミスを起こしている軽トラのプラグ(DCPRE7)にかわって、解体屋からとってきたデンソーのIXU22を付けるのであった。
次頁では、なぜデンソー製U溝接地電極プラグが飛火ミスを起こしやすいのか、耐摩耗性に劣るのか勝手に考えてみる。