本装置の概略と回路図、その1

 3000rpm相当で火花を飛ばすための装置が下の写真。実は、インジェクター噴射信号発生機と同じである。よって詳細は省略する。



 インジェクター噴射信号発生機では、上記回路単独で作動させることができたが、スパークプラグテスターでは10A程度の電流を瞬間的に流す必要があるため、追加のパワートランジスターが必要になる。ここでは2SD428という古いトランジスター2つを使っているが、パワートランジスターであれば何でも良い。例えば秋月電子で売られている2SC5200が使える。スペック的には1つでも十分だが、1ヶではかなり熱くなったので、2つ並列で使う。
 ちなみになぜこんな古いトランジスタを使ったかというと、ヒートシンクだけを買うつもりでジャンク屋に行ったところ、トランジスター付きが500円であったためだ。



 オールトランジスターで作りたかったのだが、スパークプラグテスターはノイズ発生装置でもあるため、回路にノイズが乗るのかうまく作動しなかった。そのため、一部にリレーを使用している。昔ながらの言い方をすると、リレーはポイントの役目をしており、本装置はセミトラ式といえる(詳細は後述)。



 以上をケースに収めた。コネクタが出ているが、これはイグニッションコイルに接続する。



 次頁では、回路図を紹介する。