開弁率を変化させての噴射量の測定、その2
参考までに、ロードスター用インジェクター異常品の結果を記す。軽負荷と高負荷の吐出量があまり変わらないことがおわかりだろうか。インジェクター洗浄会社はロードスター用のインジェクターは洗浄してもダメとの判断を下したが、それは正解だったわけだ。
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軽負荷(2分) |
高負荷(2分) |
開弁率100%(15秒) |
あと、洗浄済みAZ−1用インジェクターで、とんでもないものを発見した。燃料ポンプが作動している(デリバリパイプに燃圧がかかっている)状態で、ぼとぼと漏れ出したのだ。
インマニをみると、水たまりができている。これは洗浄前には確認できなかった現象だ。壊してどうするんだよう〜。ま、いっか。検証実験だから。
「保証がきくんじゃないの」という事になるのだが、実はきかない。詳細は後述する。
【参考】
今回(洗浄後)と前回(洗浄前)の吐出量の絶対値を比較すると、今回の方が全体的に多い。これはレギュレーター差による。実はレギュレーターに異常がある(規定より低圧でリリーフしてしまう)ことが、洗浄に出した後になって発覚したのである。よって、絶対値だけをみると、洗浄効果があったように見えるが、洗浄品並びに正常品を相対比較すると洗浄による回復効果は無かったと言える。