レギュレーターを変えて燃圧を上げたらどうなる?

 ここから先は、おまけコーナー。カルタスのレギュレーターを付けると、燃圧が上がることが知られている。燃圧が上がると噴射量が増えるはずだ。実際にどうなるか、開弁率100%(噴射時間15秒)で試してみた。

 レギュレーターは、矢印で示す部品だ。




AZ-1 カルタス


 カルタスのレギュレーターの部品番号。



 取り付けたところ。



 計測した結果。ちょっと増えたような・・・



 ちなみに燃圧アップは、噴射量増加という観点からみるとあまり意味はない。というのも、実際の車では理論空燃比になるようフィードバック制御が行われているからだ。言い方を変えると、燃圧アップで単位時間当たりの噴射量が増えても、噴射させる時間を短くするため、結局ガソリン噴射量は変わらないということである。
 ただし、霧化しやすくなるとか、フィードバック制御をしないエンジン負荷になってきたら、話は変わってくる。


 今回はこれでおしまい。次回はインジェクター洗浄結果について報告する。