3 1/2tトラック

 一般人にとって、誤記ではないかと思えるような名前が付いている自衛隊の車両。これもその1つだ。



 ほんまかいなと調べてみたら、確かにその通りだった。3.5トントラックとは、何が3.5トンなのだろう? 車両重量も積載量も該当しない。



 この車で注目したのが後ろについている給水車。



 AZ−1にも流用できる、ポーターキャブのテールランプが付いていた。自衛隊の車両に使われている限り、このランプは延々と量産され続けるのだろう。となると、AZ−1のリアコンビランプは、純正品が無くなってもなんとか対応できるといえる。



 またしても、内装を見せてもらった。なんとETCが付いていた。しかもどう見ても自衛隊専用と思わせるETC(例えばカーキ色になっているとか)ではない。高速道路で自衛隊の車両が移動しているのを見かけるが、天下御免で無料通行しているわけじゃないんだ。
 なお、ETCゲートをくぐれる大きさではないため、ETCカードで手動支払いし、かつ割引時間帯も活用して血税の有効活用を可能な限り図っているとのこと。自衛隊の車両に割り引きが適用されるというのにも驚かされた。



 このトラックはエアコン付きだった。



 ここまで見てきて、民生用の車に付いていて自衛隊車両に付いていない装備のあることがわかった。それはカーナビ。なぜ無いのかというと、「道に迷うことはないから不要」との答えが返ってきた。軍事用のGPSがあるから、いらないのだろう。


 次頁では、ちょっとテンションが落ちるかもしれない装備を紹介する。