これだけは、したくないこと
私自身、このHPでいろいろと取り組みたいことはまだまだある。が、これがすべてできれば苦労はしないし、それはまた不可能に近いことだと思っている。
しかし「最低限これだけはしたくない」、ということがある。それは某HPのようになることだ(糾弾するのが目的ではないので名は特に秘す)。ここはもともと「旧車(と言っておこう)の役に立つ情報を集約する」という非常に崇高な目的、即ちここで述べているところの「誤った自動車文化を根底から直す」に該当する目的で作られたところなのだが、現在では「車の陳列とドライブを繰り返しているだけ」のサイトになってしまった。崇高な目的を示す部分は痕跡程度、HPの更新もほとんどないという非常に残念な状況にある。盛り上がっているのは、どうでもよい話をしている掲示板だけという状態で、その掲示板も異常なほどたくさんあり、情報の分散化が進んでいる。AZ−1のHPは、ある意味この某HPを他山の石として運営しているところがある。
AZ−1を取り巻くシステムは、現在のところほぼ順調に推移していることを述べたが、可能な限り長期間維持していきたい。そこで某HPの失敗(といっても誰もそう思ってないかもしれないけど)を教訓として、そのポイントを考えてみよう。
某HPで悪いものの1つにOFF会の運営の仕方がある。何度も言うように、「車の陳列とドライブを繰り返しているだけ」なのだ。これではノウハウの共有どころかそれを得ることさえできないため、本来の目的を達成することができない。マンネリ化を生み衰退の道を歩む場合もある。皆さんの周りのサークルや自動車のクラブの状況を見れば、それは自明であろう。要はこの方向に進むと、ろくな事がないということだ(車の陳列やドライブを行う事自体が悪いとか、止めろとかいっているのではない。それしかしない、という点を問題としている)。
ではそれを防ぐためにはどうすればよいのか。3つの項目をあげてみた。
- OFF会の時は、目的をはっきりさせよう
某HPの場合、これが明確でない・もしくは全くないというものがあまりにも多い。ついでにいうと「何でもいいから集まろうよ」的なOFF会が突発的に企画されることもあり、計画性もない。
- 参加者に何らかのメリットが出るようにしよう
「飯食って、喋って、楽しかった」が、メリットではない。AZ−1という車に対してのメリット、例えば保守とか改造、オーナーにとって有益な情報、ドラテクの向上、AZ−1の知名度向上等をメリットとして捉えていくようにしないと、「車の陳列とドライブを繰り返しているだけ」になってしまうし、この点をよりどころにしていかないと、仲良し派閥ができて人間関係のトラブルも発生しやすくなる。それを防ぐには、例えば何らかの「ネタ」を用意してOFF会会場で披露するというやり方がある。ネタといっても非常に簡単なものでかまわない。むしろ、簡単で優れたアイディアの方が、多くの人に展開・実践しやすいのだ。これに関しては、G.Wing中国支部Ticktwindowsのミーティングにおいて行われている一部の活動が、特に参考となるだろう。
なお、「飯食って、喋って、楽しかった」という状況は、OFF会を進めていく過程で必ず出てくることなので、これをメインとしたOFF会は特殊な場合(誰かが遠くからやってくる or 去っていく、忘年会、祝賀会等)を除いて特に必要ないのではないか、というのが私の考えである。
- 得られた情報は共有化しよう
有益な情報はAZ−1のHPに集約し、多くの人に見て実践してもらえるようにしないと意味がない。
以上のような項目をチェックしてOFF会を開くと、某HPのようになることは避けられるものと考えられる。2番は難しいにしても、最低限1番だけでも確実に実践してほしい。