インジェクター試験装置への取り付け

 テストしたインジェクターは、前回と同じ、AZ−1純正、300ccインジェクタ−、380ccインジェクター、CT21ワゴンR用と呼ばれているもの、MH21用インジェクターである。

 インジェクター試験装置は下の写真のような構造をしている。簡単に説明すると、ワークス用インマニにインジェクターを取り付け、開弁率100%の状態(常にインジェクターの電磁バルブが開いた状態)にしてテストする。ガソリンを使って実験するわけにはいかないので、水を使った。水は燃料ポンプでインジェクターに供給している。



 インジェクター試験装置は以前にも使ったことがあるが、1点変更のある部分がある。それは燃料ポンプ。水を使ったため燃料ポンプがさび付き、使えなくなったのだ。そこでシルビア用の燃料ポンプを使った。



 インジェクターを取り付けたところ。左から、AZ−1純正、300ccインジェクタ−、380ccインジェクターである。





 インジェクターの噴射口はこんな感じ。

AZ−1純正 300cc(4穴に見えるが、実は2穴) 380cc(4穴)


 噴射口の数が違うが、実際にはどのような噴射パターンになるのだろうか。次頁では、噴射量と噴射パターンをみていく。