インジェクター吐出実験、何をもって正常品とするのか、その2

 種々のインジェクターの吐出量を調べた。開弁率100%で15秒ほど水道水を吐出させた場合の値である。当然ながら、使用する燃料ポンプの性能によっても吐出量は変化する。なおここで用いたインジェクターは全てAZ−1用である。

 まず新品。吐出量は約29mL/15sec。



 次は、Nanaoさんから提供していただいた、インジェクターのフィルターにゴミが詰まっていたもの。インジェクターが作動するときの音も弱かった。噴射のプロファイルを見ると、新品と比較してちょっと広がっているように見える。しかし、吐出量は新品とほとんどかわらなかった。



 同様に、Nanaoさんから提供していただいた、インジェクターの2本目。噴射のプロファイルは、新品とあまり変わらないように見える。



 Nanaoさんから提供していただいた、インジェクターの3本目。同様に、噴射のプロファイルは、新品とあまり変わらないように見える。



 吐出量を見る限りは、どれもあまり変化がないという結果になった。次頁では、実際に水がどこまで飛んでいくかを見ていく。