驚異の足周り、フロントその1

 まだまだ充電中。充電開始から40分経過で25%まで回復した。



 今回は、足周りを見ていく。Nissan New Mobility Conceptの足周りはある程度わかっていたのだが、詳細に見ていくと驚くべき構造をしていることがわかった。同時に、こんなサスでも用をなすことがわかったという、新たな発見もできた。

 まずはフロントタイヤ。サイズは125/80R13。接地抵抗を極限まで減らした細いタイヤで、恐らく特注と思われる。また空気内圧はMAX300kPa(約3kg/cm2)と書かれている。パンパンに空気を入れたタイヤなのである。



 メーカーはコンチネンタル。



 トレッドパターンはごく普通である。エコをイメージさせるものでもなく、ハイグリップをイメージさせるものでもない。



 このタイヤの事については知っていたので、さすがに運転は慎重になった。が、走ってみると、意外や意外、ちゃんとグリップする。コーナーを曲がるとフロントのグリップが無くなってとんでもないことになるのではないかと思っていたのだが、普通に走る上ではそんなことはなかった。慣熟走行の際、嫁さんを乗せてカーブを曲がっていたとき、一度だけ外に大きく膨らんでしまったことがあったが、車に慣れてしまえばそんな挙動は抑えることができるレベルだった。



 次はフロントサスペンション。見た目は立派なのが付いているのだが、よくよくみると飾りにすぎない構造をしている。が、飾りであってもちゃんと走ってしまうのである。もしこのサスペンションの構造を走る前に知ってしまっていたら、恐ろしくて歩くぐらいのスピードしか出せなかっただろう。



 そのサスペンションを拡大してみる。ショックの根本がナックルに直接はまっている。



 色からして、ナックルはアルミ製のようだ。



 ロアアームを下から見たところ。一見するとオーソドックスな作なのだが・・・。



 次頁では、ブレーキ及び驚異のロアアーム、リアの足周りを見ていく。