T2000ダンプ、その1
族車に眉をひそめる旧車オーナーが集まった駐車場。そこにはほとんど残っていないであろうT2000のダンプがあった。
結構な角度で、おありが上がるなあ。
今まではT1500やT2000のトラックタイプを紹介してきた。今回はダンプで、あおりが上がった状態だ。今までよく見ることができなかったフロア周りを確認することができる。詳細を見ていこう。
油圧のシリンダー部分。再塗装されているとはいえ、堅牢そのものに見える。
注目なのは矢印部分。実はT1500とかT2000シリーズには、フレームの一部に木が使われているのだ。このことについては、マツダミュージアムにおける三輪トラックの説明でも常に語られる部分。しかし、どのような木がどう付いているのか、暗くて&黒く塗ってあるためよく見えない。しかし、今回はダンプであることから、その木を今回よく見ることができる。
みてみると、構造体の一部として使われていないことがわかる。荷台の振動吸収というか高さ調整に使われているというか、そんな感じだろう。ちなみに、シートのクッション剤には、ウレタンではなく藁が使われている。
次頁からは、エンジンルームなどを見ていく。