T2000ダンプ、その2

 エンジンは、運転席の下に隠れていた。ミッションは荷台の下にある。



 エンジンを拡大したところ。ホース類が綺麗だ。キャブに繋がっていると思われる蛇腹のホースは汎用品とは思えないのに、この綺麗さ。まだ部品が出るのだろうか。
 エキマニはクラックらしき物も見えない。F6Aとは大きな違いだ。写真ではわかりにくいが、4-2-1排気となっており、結構生意気な構造なのだ(笑)。このころのマツダ車は、例えば三輪トラックのK360ではドライサンプになっているなど、生意気な構造を持った車が多い。



 変わってダンプの荷台昇降システム部分をみていく。矢印部分がオイルポンプを駆動させるためのシャフト。



 フロント方向(写真下側)から撮影したもの。プロペラシャフトとオイルポンプ駆動用のシャフトが平行して並んでいる。このあたりは、現在のダンプカーとあまり変わらない構造である。



 助手席斜め後方下に何やらへんな装置があった。ハイドロマスターだそうだ。ブレーキのマスターシリンダーと一体化したものをマスターバック、別々になっているものをハイドロマスターと呼ぶこともあるそうだ。



 バッテリーは根性で12Vにて動かす。といっても2000ccのガソリンエンジンなので、12Vで十分なのだろう。



 最後に番外編。若者の旧車変態が初めて購入した車を紹介しよう。ポーターである。初心者マーク付きのポーターは、今のところ全国でこれ1台だけだろう。この世界に若い力が加わるのはありがたい。今後のますますの発展と活躍を祈念したい。



 今回はこれでおしまい。次回は、さらに珍しい車を紹介していく。