シトロエン2CV、その3

 内装を見ていこう。



 旧車には似合わないハンドルカバーがついている。ハンドルがよほど細いので握りにくいのだろうか。
 ハンドルはこの時代のシトロエンに特徴的な1本スポークタイプ。親指を引っかけるところがない・・・。3本スポークなどに慣れていると、かなり運転しにくそうに思う。実際に運転するときには、オーナーはどの位置を握っているのだろう?



 恐らく車検用に後付けされたと思われる三点式シートベルトのバックル。そのため、不釣り合いなコンソールが取り付けられている。



 設計自体は古いながらも、新しくしているところは他にもある。ラジエターファンは電動化されていた。と書いたのだが、2CVは空冷でした。オルタネータのベルトを、ファンが付いていなくてもファンベルトと呼ぶのと同じミスだと、笑って許してください。



 あと、よくわからないのがヘッドライトのバルブ。



 よく見ると、見慣れたH4バルブのような細長い物ではなく、丸いバルブになっている。これがH4かどうかわからないのだが、いろいろ調べてみるとH4バルブでも丸いものが存在することがわかってしまった。先端部分が黒くなっていないので、意外と光量不足解消に役立ったりして。ちょっと実験してみよう。



 丸いバルブなどは、新たな発見が見られた。温故知新は重要であると、改めて思わされた次第だ。