前夜祭、その1

 先着100名限定で、初めて行われた前夜祭。費用は4200円だ。場所は岡山国際サーキットのコントロールタワーが入っているビルにあるVIPルーム。このサーキットへは何度も行ったが、会員限定のVIPルームに入るのは初めてだ。メインのストレートに沿った形で縦長になっている部屋。一番奥は、第一コーナーを曲がりきったところまで見れるよう、円形になっている。同時代に建設されたサーキットであるオートポリスと比較すると、部屋の大きさだけで言うならオートポリスの方が遙かに大きい。
 一方、見た目の派手さでいうならば、シャンデリアがぶら下がっている岡山国際に部がある。部屋の総工費という観点で見たら、広さ&前面ガラス張りのオートポリスの方が圧倒していると思われる。オートポリス、無駄使いしすぎ。



 そんな構造をしている部屋であるため、どこを持って中央と呼ぶべきかわからないが、部屋の真ん中あたりに何やらスクリーンが置かれていた。ちなみにコースを見渡せる席に陣取った人は、このスクリーンを見ることができない。私はスクリーンが最も見やすい位置に陣取った。



 食べ物のレポートをやっているわけではないので詳細は割愛するが、4200円は十分ペイする内容だったと思う。



 パーティーで講演されるゲストの紹介。マツダの現役重役をはじめ、左から貴島さん、縦野さん、寺田さん、小早川さん、松浦さん。これらの方々の種々の講演については当HPでも散々紹介しているので、おなじみのメンバーと言ってもいいかもしれない。

 787Bルマン優勝20周年記念講演会、その1
 787Bルマン優勝20周年記念講演会、その2
 感性のマツダロードスター


 ちょっと話はそれるが、マツダOBの重鎮が一同に会する下地を作ってきたのは、広島市交通科学館が各種イベントで行った積極的な取り組みだったと言っていいだろう。もちろんいきなり声をかけても集まってくれる面々ではあるが、下地があるのと無いのでは、話の弾み方が違うだろう。交通科学館が行ってきたことが単発的かつ一過性のものではなく、別のイベントでも生かされているのが嬉しい。



 熱心に聞き入る人達。願わくば、この講演で得たものを個々人の中だけにとどめるのではなく、参加できなかった人のためにも広く共有してもらいたい。



 というわけで、次頁より講演の中で興味深かった部分を紹介する。