ルーチェ、インテリアその1

 ヨーロピアン調の端正なインパネが素晴らしい。これもまたS8Pと比較して欲しい。



 この頃の車は、クーラーが後付けだった。矢印の部分につり下げ式のクーラーを取り付ける。



 が、このルーチェ、リアにクーラーがついていた。途中で切れいている(撮影失敗)矢印の部分がクーラーの吹き出し口である。リアに後付けエアコンがあるルーチェは初めて見た。なんでも、当時はフロントに付けるか、リアに付けるか選択できたとのこと。で、リアに付けたらあんまり効かないそうだ。クーラーが一般的に普及していなかった頃の、どういう取り付け方をしたら効果があるのかわからず、また取り付けるスペースも限られていたことによる失敗事例の1つがリアクーラーではなかったのか。



 フロントコンソール。この時代はインパネと一体化していない。現在は、ミニバンやRV車、商用車を除いて一体化されている。



 ドアトリム。高級車の証、パワーウインドウが付いているではないか。これもまた、現在ではアームレストとパワーウインドウスイッチが一体化しているが、当時はばらばら。また、現在の車と比較するとアームレストが短い。マツダは、国産車の中でアームレストの長尺化が遅かったメーカーの1つではなかったかと思う。



 とってつけたような、パワーウインドウとドアロックのスイッチ。ドアロックまで装備されていたとは知らなかった。右にある矢印は、電動式のトランクオープナー。スイッチに描かれている絵が、なぜか縦を向いている。こうみると、ルーチェは高級車だったんだ。



 次頁では、シート関係をみていく。