ルーチェ、インテリアその2

 今回注目したいのは、リアシート。矢印で示す部分はアームレスト。リアシートは現在の車のように可倒式になっておらず、またアームレストを倒すとトランクに通じる穴が開けられているわけでもない。



 この中で特に注目したのが、リアのシートベルト。当時リアのシートベルトは標準装備だったっけ??、と思ったら、オプション装備だったそうだ。購入当初に取り付けたとのこと。



 当時物のリアシートベルト。バックル部分を見てみると、面白い物が。裏面に「TAKATA GOJYO(高田工場)」と書かれている。現在は「タカタ」に改名されているが、「高田工場」って何??。ローマ字表記の間違い??。そこで調べてみると、タカタの前の社名は、確かに「高田工場」だった。それにしても変な社名だったんだなあ。



 ベルトは1975年製だ。製造後約40年。ベルトが紫外線などで劣化することもなく綺麗なままだった。凄い耐久性である。



 リアシート。現在はリアのシートの下に燃料タンクがあるため、こんなに分厚くない。



 シートを軽く押してみると、ものすごく凹んだ。ウレタンではなくスプリング式とのこと。現在の車にはないふかふかの座り心地で気持ちよかったのだが、よくよく考えてみると車は動くので、これだけシートがふかふかだと身体が不必要に動いてしまい酔うぞ。



 次頁では、番外編ともいえる、タイヤに注目していく。