ラストラン&ゴール

 ついに最後のドライバー交代の時間を迎えた。夜中に追突された57号車は健在だが、激しい走りにゼッケンがちぎれ、めくれてきていた。



 リアのパネルが煤まみれで、ピットを後にする57号車。



 ピットで待機していた55号車も発進。



 ブレーキが3つしかついていない55号車は、安全のためゆっくり走るだけでいいのだが、ラップライムをみて驚いた。ブレーキが4つついている時のラップと変わらない、いやむしろ速いのである。数周走るだけなのだが、完全片きき状態のブレーキでこんなに速く走れるとは知らなかった。



 いよいよ24時間目が近づき、サーキット内にファンファーレのような音楽が流れ始めた。一部の車を除き、完走。車はコース上に停止し、みんなコース上にあふれてきた。



 この後のスケジュールは、最後の記念撮影の後にパレードランを行い、後片付け、表彰式となる。下の写真はパレードラン中の風景。



 例のスタンドの前に車を停車させて記念撮影。



 ちなみにパレードランの時のドライバーは私。私が走行会などに出ない理由は、サーキットで死んだり怪我したりするのがいやだからである。その覚悟のない私のような人間はサーキットを走るべきではない。もちろん、今回のドライバーはみなその覚悟を持っていた。何があってもお互い恨みっこ無しである。
 サーキットで怪我をしたら悲惨なことになる実例を改めて記そう。本人も痛い目にあうし、周りも大迷惑である。こんなことになるのがいやならサーキットで走るべきではないのだ。

  これを全部読んだら神! 太田裁判判決全文