カペラ、2ドアハードトップの詳細
ドアを閉めているところ。Bピラーのように見えるものは、運転席用のシートベルトだ。せっかくのハードトップの美しさを台無しにする取り付け方である。
ドアを開けると、確かにBピラーが見えない。
シートベルトは写真のように天井からつり下げられている。
ベルトの巻き取り部はドアトリムの中にある。
こんな不細工なシートベルトだが、マツダの場合、ペルソナで完成形をみた。天井からつり下げられていないタイプになり、見た目が非常に美しくなった。ペルソナは、いつの日か必ずマツダ旧車ピクニックにやってくるので、その際詳細を紹介したい。
さて、ここでリアのサイドウインドウが開く様子を見ていきたい。ハードトップのリアのサイドウインドウは、フロントのサイドウインドウと密着性が高くする必要がある。そうしないと雨が入り込むためだ。そのためカペラではリアのサイドウインドウが変則的な動きをする。
下の写真はリアのサイドウインドウが完全に閉まった状態。
少し開けると、ガラス全体が後ろに移動していく。
もっと開けると、さらに後ろへと移動していく。
と思ったら、全開になるに従って、また前へ移動していった。
全開状態。ガラスは全閉の時と同じ位置に戻ってしまった。
ガラスもそうだが、注目したいのはゴム類。劣化がほとんど無いのだ。EPDMになって耐久性が抜群によくなったと考えられる。おしなべて見ると、70年代中盤に入って以降に作られた車から、ゴム類の劣化が改善されたように感じる。
あとは小ネタ情報。ローターのようなホイール。もちろんカペラ用に設定されたものではない。径は13インチ。ひょっとするとAZ−1に取り付けられるかと思ったのだが、PCDが違っていてダメだった。
次頁からはカペラ以外の車のネタを見ていく。