3極のロータリー用プラグ

 一見普通のNGKのプラグだが・・・



 これ、3極プラグのロータリー用プラグ。国内向けのロータリー車のプラグは当初2極だったもが、ポイントレスになった79年頃から4極になった。3極のプラグという設定は無かったのである。



 いろいろ調べた結果、この3極プラグは北米仕様のロータリー車に使用されていたものとのこと。設定されていた期間は、76年頃からポイントレスになったまでらしい。プラグの品番はB7ET。



 こんな昔の、さらにはこんなに設定期間の短いプラグなのに、未だに製造されている。B7ETで検索すると、デンソーのイリジウムプラグのHPでその存在を知ることができる(B7ETのイリジウム版は設定されていない)。3極にした理由や効果はよくわからない。国内用のロータリーエンジンにつけてみると、普通に走るとのこと。
 以下の箱は現在売られているB7ETの箱である。当時物ではない。日本向けのNGKのHPにはラインナップされていないものなのだが、買うことができる。



 この発見が無かったら、日本では歴史の闇に葬り去られてしまうところだったかもしれない。