ワンオフのロングシャフト

 3本シャフトが並んでいるが、一番上がAZ−1のノーマルのシャフト、中央がワンオフで作ったロングシャフト、下がアルトの2WD用のシャフトである。ワンオフのシャフトの写真左方向の長さはアルトのシャフトとほぼ同じにしたことから、3点から4点支持になった。



 アルトのシャフトを加工してロングシャフトにできないかも検討したが、写真右側のシャフトの長さが足りない。うまくやれば付け足すことは可能と思われるが、それよりも最初から作った方が早い。



 ロングシャフトに換装したシフトユニットを取り付ける。シャフトに組み付けられているスプリングなどの取り付け方法は、AZ−1のシフトフィールを改善するよう努力してみる、その1を参照のこと。



 まずスロットルボディーに繋がっている太いゴムホースなどをはずす。



 矢印の台座をはずす。ノーマル長のシャフトのついたシフトユニットは短いためこの台座を取らなくてもつけることができるのだが、ロングシャフトのシフトユニットをつけようとすると、台座と干渉してしまって取り付けられない。



 台座などをはずしたところ。



 ロングシャフトを取り付けたところ。すんなり入った。



 肝心の効果のほどはというと・・・苦労した割にはあまり体感できなかった。ロングシャフトにしてシフトユニットのガタがなくなったのは事実だが、これがシフトフィール改善には繋がらないようだ。念のため再度記述すると、「シフトフィール」と「シフトの入りの良さ」は異なる。今回の事例ではそれら両方に改善は見られなかった。


 次頁からは参考までに、ロングシャフトをワンオフで作るポイントについて説明する。AZ−1のノーマルシャフト自体、既に単品として出てこないので、ノーマルシャフトを再生産する上でも参考になろう。