セラのガルウイング

 何と言っても気になるのがガルウイングの構造だろう。前述の通り、このあたりもいろいろと写真を撮ったのだが、全く撮影できていなかったので文字だけで説明するという暴挙に出たい。
 まずドアはダンパー1本で支えられる。AZ−1のものより長く太く(目視でそれぞれ1.5倍程度か)、かなり強力なものを使っているという印象を受けた。またドアの中には温度補償装置(正式名称不明)が入っており、寒い日でもスムーズに開く構造になっているという。なおこの装置はダンパーを加熱するものではない。
 ドアの開き具合だが、これはAZ−1と同等といったところか。つまりダンパー交換時はよく開くが、だんだん開かなくなってくるということ。ちなみに交換には1本3万円かかるとのこと(1万円という説もあり)。1万円なら安いが、3万円ならかなり割高だ。
 次にドアを開いたときの車の間隔はどうだろうか。小さい写真を無理に拡大したためわかりにくいが、SERA同士ではぎりぎりの間隔でもAZ−1なら余裕で広い。白ナンバーと黄色ナンバーとの違いはあるものの、狭いところではAZ−1の方に明らかに歩がある。