中国部品市場

 「オートバックスみたいなところに連れていって欲しい」と頼んで連れていってもらったところがここ。道を挟んで両側にビルが見えるが、ここに全部自動車部品屋がはいっている! 日本人の常識を越えた自動車部品市場がここだ。もう自動車部品秋葉原状態である。




 路上には車の部品やらケミカル類が置かれていた。写真した右側の部品はドラムブレーキのブレーキシューである。




 ケミカル類、山積み。




 これはトラックのリーフスプリング。




 何かの車のミッションASSYと思われる。スプラインのピッチが異常に大きい。




 寒いので後付けのヒーターも売られている。それにしてもデザイン的には昭和30年〜40年代的。




 この部品市場はまだまだ続く。総延長は300mから400mはあるのではないか。中国の自動車普及率はまだ10%。その状態でこの部品市場の大きさだから、普及率が低いと言っても車の数が多いから部品屋の数が多いのは当然というべきか、それとも車がよく壊れるから部品屋の数が多いというべきか。



 小物だけでなく、ボンネットなどの大物も売られている。ちなみにここで「Made in Japan」と書かれている部品がもし売られていたとすれば、間違いなく偽物だそうだ。




 最後は超大物部品。トラックのキャビン。こんなものまで売られている。




 アルト等、AZ−1に使えそうな部品は限られた時間の中で確認できなかった。丹念に調べれば(もちろん偽物だが)使える物が見つかるかもしれない。中国はAZ−1に使える部品の供給先として今後活用できる可能性がある。それにしてもすごい物を見せてもらった。