ゆうじろさんのAZ−1

 遠いところからおこしの、ゆうじろさん。実はオートポリスへ向かう途中の山陽自動車道のサービスエリアで目撃していた(この時点では、ゆうじろさんのAZ−1だとはわからなかった)。「あ、AZ−1がいる」との思いで、私のAZ−1をゆうじろさんのAZ−1の後ろに付けて駐車した。しばらく待ってもオーナー氏が帰ってこないのでやむなくトイレへ・・・トイレから戻ってみると、既に消えていた。
 このことをチケウイの面々に話すと、「なんか変な奴がいると思って逃げられたんじゃないのか」という話になった。実際の所は、ゆうじろさんも私が帰ってくるのを待たれていたのだが、なかなか帰ってこなかったのでやむなく先に出発したとのことだった。




 純正オプションのキャリアが付いているのが特徴だ。




 ABCの直前、ゆうじろさんのAZ−1がトラブルに見舞われた。電動ファンが動かなくなる故障だった。いろいろ調べてみると、モーターに取り付けられているフライホイールダイオードが飛んでしまって、ファンが回らなくなったとのこと。フライホイールダイオードとは、モーターが停止する際に発生する逆起電力吸収し、モーター駆動用の回路等を保護するための物。なかったら最悪の場合、回路が破壊される。AZ−1の場合、下の写真の矢印部分についている。ダイアグノーシスのコネクタとは違うので注意。







 で、よくよく調べてみると、このダイオードは部品設定がなされていないとのこと。というのもハーネスと一緒に供給されているためだった。対応策としてはハーネスごと取り替えるか、市販のダイオードを取り付けるしかない。市販のダイオードを付ける場合はショットキーダイオードが理想らしいが、そこまでの応答性が要求される部分ではないので整流用のダイオードでもかまわない。互換部品があるかは引き続き調べてみる。
 フライホイールダイオードは、通常モーターと並列に取り付けられている。つまり、フライホイールダイオードが切れてもモーターは駆動するのだ。ところがAZ−1の回路図を見るとそうなっていない(矢印がダイオード)。よくよく回路図を辿れば確かにモーターと並列に入っているのだが、ダイオードが切れたらモーターが回らないような回路になっていた。他の車を調べてみると、キャロルでもこんなアホな回路にはなっていなかった(当然か)。リアにエンジンがあるが故の構成なのだろうか。それとも設計段階で付け忘れていて、慌ててハーネスの途中に割り込ませた??