足回り

 エンジンを降ろすとき、ペリメーターフレームにナックルより下が一緒にひっついてはずれる。今回はリア部分しか見れなかったが、足回り部分を重点的に見ていく。

 リアのブレーキローター。




 わかりにくいがブレーキローターの摩耗をみたところ。21万キロ走行後もほとんど減っていなかった。フロントだったらもっと減っているかもしれないが、恐らく全く気にならないレベルだろう。ローター表面の平滑度を気にしなければ1000万キロぐらい持ちそうな感じだ。




 ドライブシャフトブーツ。ドライブシャフト1本につき、ブーツは外側と内側の2つある。下の写真は外側のブーツ。全く問題ない。




 内側のブーツ。左に見えるのはミッションだ。これも問題なし。




 もともとFF用のブーツが流用されているため(ただしなぜか専用品番になっている)、上下左右に激しく動くFF用ブーツの耐久性をもってすれば、上下方向にしか動かないAZ−1のドライブシャフトのブーツとしては十分な耐久性を持っていることが予想されたが、今回の分解でまさに予想通りの結果になっていることが確認できた。



 次は変わってショックについているゴム製のアッパーマウントのへたりぐあい。下の写真では隙間がみえることがわかるだろうか。これはラバーがへたっている証拠。21万キロ走行していて一度も変えたことがないそうだ。ラバーのへたりは走行距離が支配的なのか、経時変化が支配的なのかという疑問がわいてくるが、答えはどうも経時変化のようだ。というのも3.5万キロ走行の私のAZ−1でも同じようなへたりがあったからである。




 以上の結果、ショックのアッパーマウント以外は特段の問題箇所は見あたらなかった。しかし走行距離が距離だけに、注意が必要である。