迷走のご褒美

 F1のイベントがボロボロだったおかげて、珍しいものを見せてもらった。F1をつり上げるシーンである。テレビではよく見るが、生でみるのは初めて。
 コース上で止まってしまったキャメルをパドックまで持って帰ったところである。




 どうやってつり上げるかというと、リアウイングの付け根にスリングをかけて・・・



 車載カメラを取り付けるような穴にスリングをかけて・・・






 クレーンで引っ張り上げる。そのときF1のフロアが見えたのだが、本当に真っ平らだった。




 こちらはバラバラになっているレイトンハウス。




 カウルをはずしたところ。カーボン製のフレームとカウルの間には、矢印で示すよういろいろなものが入っていた。




 その中の1つ。なんじゃこりゃと思ったら空燃比計だった。






 矢印で示しているのは、空燃比計駆動用のバッテリー。軽さを追求するF1になぜか鉛バッテリー。オマケにタイラップでとめてあるし。現役を引退した後に、このようなイベントで走ることを考え、セッティングしやすいようにしておこうと後付けされたものなのだろうか。