セパンを継ぐ者達へ、その1
「よし、俺もセパンで走ってみよう」という人達のために、セパンのピットの装備について紹介しよう。正直、ピットの装備の情報が十分に入らなかったため、どんな工具を準備すればいいのか、見当がつかなかず困っていたのだ。
別にセパンには行かないという人は、これをみてピット内の雰囲気を味わってもらおう。
これがピット。ピット奥からサーキット側に向かって撮影した写真である。
ピットとピットの間には、壁で仕切られている部分と、シャッターで仕切られている部分の2つがある。1つのピットの大きさは、間口が約10m、奥行きは約20m、高さは3m程度。
壁には至る所に電源がある。
コンセントの形は日本とは異なる。「BF型」と呼ばれるタイプだ。また電圧も240Vである。日本のコンセント形状に変換するアダプターをさし、それに100Vの変圧器をつけると日本の電気製品が使えるようになる。
が、240Vだけではなく500Vの電源もあるので注意。オレンジ色をした奴が500Vである。
矢印でしめしているのが、ピットモニターのアンテナをつなぐ端子である。近くには電源もあるので、遠くから電源を引っ張ってくる必要はない。
端子を拡大したところ。コネクターは日本でも使われているF型コネクタ。
映像規格はPAL。日本で使われているNTSCではないので、日本のテレビを持っていっても写らない。NTSC、PAL、SECAMの3方式が受信できる安いテレビをヤフオクで買っていこう。なお下の写真に写っている液晶テレビはヤフオクで8900円で購入したが、セパンから帰ってヤフオクに出品したところ9600円で売れてしまった。
モニターのチャンネルは全部で15チャンネルくらいあったと思う。下の画像は白黒だが、どうやらヤフオクで買ったテレビに問題があるらしく、オフィシャルが用意していたモニターではちゃんとカラー映像になっていた。