オイル漏れ箇所、その1

 F6A定番のオイル漏れ。このエンジンの場合どうなっているのか、原因は何なのかを検証していこう。

 インマニ近傍。ここにオイル漏れが発生しているものは多い。





 原因は何かというと、多くの場合がEGRバルブの不良だ。あるものはバルブのダイヤフラムが裂けてオイルまみれになっているものもある。このエンジンの場合は、EGRバルブを制御するためのホースが抜けかけていた。オイルまみれの原因は、おそらくこれではないだろうか。





 定番中の定番、カムカバーとシリンダーヘッドの境目をみてみよう。EX側のカムカバーに妙なパイプが付いているが、これはエンジンがAT用のだからである。どうせMT用に組み替えるのだから気にしない、気にしない。





 カムカバーとシリンダーヘッドの継ぎ目。やはりオイル漏れがひどい。



 オイルパン周り。オイルでべとべとだ。





 原因は、オイルレベルゲージの付け根にあった。若干隙間があるのがわかるだろうか。恐らくタイミングベルトを交換した後に適切に取り付けされなかったのだろう。レベルゲージをはずして再度取り付ける場合は、根本にコーキング材を塗っておくのがいい。