光岡、マイクロ タイプF

 なんか光岡のレポートが多いぞ。

 というわけで次に紹介するのが50ccマイクロカーのタイプFだ。以前光岡で売っていた、光岡ゼロワン(日本版スーパー7)クラッシックタイプFによく似たデザインをしている(説明書きには、忠実に再現とかいてあったけど・・・)。




 後から見たところ。ロールバーが2座席分ついているが、この車は一人乗り。左ハンドル車のように見せている点もにくい。ただ、本物の7は右ハンドルが基本である。




 ノーマルのスクリーンのような形をしているが、大きさ的にはレーシングスクリーン。車の小ささ故だ。ワイパーはない。幌もない。




 キャビンを拡大したところ。スペース的には二人乗れそうな気がする。が、それは無理としても、荷物は置ける。こういう形をしているが、今まででてきたマイクロカーの中で一番荷物の積める車なのかもしれない。




 シフト(前進・後退の切り替え)は、キャビンの中ではなく外にある。とはいえ、屋根がないから内も外もない。




 ホイールはエンケイ製の8インチ。こんなん売ってるんだ。特注とも思えないし。




 この車、05年の8月24日に発表してわずか3日で完売、現在キャンセル待ちとのこと。キャンセルでるのかなあ。今まで発売したマイクロカーは、初期はすごい人気だったのだが、すぐに失速してしまった(例えばメッサーシュミットのような形をした光岡K-2)。その教訓が生かされたが故に、少量分しか生産計画をたてなかったのだろうか。キャンセル待ちが多かったら追加募集して2ロット目を作ってくれればいいのに。それとも1ロットで終えて、後はまた別の面白い車を作るための充電期間にあてているのだろうか。

 というわけで、次なるマイクロカーを勝手に予測するコーナー。予測材料は、今まで光岡が量産してきた車の傾向だ。まずはデザインだが、マイクロカーを問わず、基本的にレトロ調・過去実際に存在していた車のデザインをモディファイしたものが多い。また、他のメーカーでレプリカとしてたくさん作られた車も多いことが特徴となっている。
 次は機構面。実際にマイクロカーとして発売されたものの機構を見ると、基本的にオープンカーになっている(幌がつけられる場合はある)こと、一人乗りであることが共通となっている。また、もともとクローズドだった車をオープンにモディファイした例も多々ある。
 最後の1つは、デザインの元となった車の会社が現存するか否かという点。今まで販売されてきた車を見ると、既にこの世に存在しない・存続会社がよく分からない自動車会社で過去作られていた車が多い。恐らく意匠上の問題があるのだろう。

 これらを元に勝手に予測した結果は、次の通りだ。

  本命:オースチンヒーレースプライトMK1(通称かに目)
  対抗:356スピードスター
  大穴:BMWイセッタのドア無しオープン仕様


 選定理由だが、かに目は今まで光岡で作られたことがないためである。スピードスターに関しては、過去白ナンバー車で作られたことがあり、ゼロワンの例を考えるとマイクロカー化される可能性は否定できない。しかしかに目に比べデザイン的に若干地味であるため対抗とした。大穴のイセッタだが、メッサーシュミットと来たら、次に続くのはイセッタしかないためだ。また現行のマイクロカー(ゴルフ場のカートみたいなやつ)の形がイセッタによく似ているため、これをベースにモディファイし実現できるのではないか。


 さていかがだろう。今後を期待したい。