まずはマツダの「先駆」

 マツダのブースは西ホールの最も西側にあった。このホールには他のフォードグループと日産やルノーも入っていたが、ショー的には派手だったので端っこでも人の入りは上々だったようだ。壁はLEDパネルとなっており、いろいろな影像が映し出されていた。





 ガンメタの塗装、ぬめっとしたスタイリングでエイリアンみたいなコンセプトカー「先駆」。はじめて写真でみたときには、不細工だなあと思ったが、実際現物を見てみるとそうでもなかった。新聞の荒い印刷では、細かい陰影がよく見えてこなかったためだ。




 真横からみたもの。3mを超える超ロングホイールベースのため、フレームに入りきらない。車から離れると、今度は人が邪魔になって撮影できない。タイヤが非常に大きいが、22インチだそうだ。




 新聞でみたとき気持ち悪かった理由の1つが、ヘッドライトが無いように見えたことだった。しかし小さいのがちゃんとついていることがわかる。またぬめっとしたスタイリングに見えたもう1つの原因が、ボンネットとフェンダーの境が無いようにみえたことだ。しかし、実際にはちゃんと存在しているし、デザイン&機能のためか、エンジンルームの廃熱を抜くためと思われる部分もある。




 手ぶれを起こしてしまったが、1枚もののドアが大きくスライドする(写真は閉まりかけの状態)。このドアの大きさは、ルノーのアバンタイム並みだ。この車、REのハイブリッド車なのだそうだ。




 たぶん今回のモーターショーで展示されていた車の中で一番現実離れしていた車だと思うので、見てみたい人は行ってみよう。